開発事例 品質の安定と差別化を実現しチェーン展開へ。『オリジナルのめんつゆ・かえし』

※この事例は顧客情報への配慮から、一部のディテイルを変更して紹介しています。

イントロダクション

うどん・そば店が多店舗展開を行う時に課題となるのが、品質の安定と他店との差別化を実現することです。各店舗のスタッフの技量にはばらつきがある。とはいえ、既製品のだしパックやめんつゆを使うと他店と同じ味になってしまう。しかし、オリジナルのめんつゆを作ろうとしても大ロットからしか生産を行わないメーカーも多く、チェーン展開開始時にはとても手がでない。この事例は小ロットからめんつゆ開発し、多店舗展開に乗り出したうどん店の事例です。

お悩み ―絶好調の今、さらに攻めたい。しかし…

その大将は経営者としての資質も、料理人としての資質も非常に高い方でした。独立後、名古屋市内にうどんの専門店を開業。開店当月から黒字、投資回収も初年度に達成しました。絶好調の今、新規出店を行いたい。しかし、問題となるのが味の再現性でした。開業間もない為、自分と同じレベルの味を作れるスタッフがまだいないのです。

きっかけ ―ロットの壁

大将は半信半疑ながら、オリジナルの希釈タイプのめんつゆを作る道を模索し始めます。市販のめんつゆを飲み比べるうち、希釈タイプでも自分の理想に近いものが作れるのではと感じました。しかし、料理にこだわってきた彼には既製品を使うという選択肢はありませんでした。出入りの食品卸を通じていくつかのメーカーと接触。しかし、オーダーメイドは「最低でも1000リットル」等の条件面が厳しいこともわかりました。その中で小ロットでの提供を提案したのが節辰商店でした。

解決策 ―液体もだし本来の香りと味にこだわる

最初は「小ロットからのオーダーメイド」という面に惹かれた大将でしたが、完成した試作品は品質面でも満足のいくものでした。既製品を飲み比べていた時に感じたグルソーの強さを試作品からは感じませんでした。めんつゆの試作品に満足した彼はかえしのオーダーメイドも節辰商店に依頼します。

その後 ―もっともっと店舗を増やしたい

2店舗目も順調な経営が続いています。節辰商店としても長期的な信頼関係を築くことができそうな優良店と取引が始まり、非常にうれしく感じています。