※このページは節辰商店が昭和62年に作成した小冊子「おいしいダシの取り方を今一度科学的に考えてみましょう」から転載しています。
目次
全文 | はじめに | だしの種類 | 使用する水の量 | だしの取り方 | 緩衝作用と相乗効果 |だしの使用量 |
蒸発 | 天然調味料と化学調味料の違い | 附記 きしめん・味噌煮込みの調理法 | 参考文献 |
鉄分・カルシューム・マグネシュームの多い硬水、殺菌用の塩素・酸類・食塩なども重大な影響を及ぼします。たとえば、水に鉄分・カルシューム分があると、これらの金属が蛋白質やアミノ酸など旨味の主体となる成分と結合して旨味成分を溶けにくくします。
また、食品の色素などは鉄分と化学反応をおこし、料理の色がきたなく黒ずみます。最近では浄水器(活性炭ろ過水等)を使用されるお店が多くなって来ております。
尚、水道水はカルキを含んで居りますので、香りばかりか旨味も減る様です。くみ置きの水の方がだしらしい風味がある様です。
JAS規格 法定純エキス分
かつお削りぶし 13%以上
まぐろ(鮪)ぶし 12%以上
目近削りぶし 12%以上
さば削りぶし 11%以上
むろあじ削りぶし 10%以上